寛永13年、江戸時代初期より津祭礼に登場。
かご馬の中に入り、こわ〜い面と赤毛のかつらを着けて、ほら貝・陣太鼓・錫杖に合わせて踊り、駆け回って驚かす姿は津市独特のものです。
幼いときに驚かされた話をする年配の方がたくさんみえます。
しゃご馬(津市指定無形民俗文化財)
江戸時代初期「津八幡祭礼行列」がはじまって以来(八幡獅子と同じように)萱(かや)町の出し物「石引」(いしびき)の先達として出現したものです。
神事的発想から先達(魔除け)として祭礼の神輿や行列の前後を駆け回るだけでしたが、明治期に入ると2・3の町で独立した出し物として、お囃子・踊りも工夫されて時代の脚光を浴びるようになり、戦後は昭和45年に復活され現在まで続いています。
明治期までは、津市近郊の一部の村落で「羯鼓踊」(かっこおどり)や神輿のさきぶれとして見られたそうですが、今は津市にしか見られないもので、しゃご馬に抱く市民の親しみは大変深いものがあります。
頭につける赤毛のかつら「しゃぐま」、またはかごでつくった「かご馬」がなまって「しゃご馬」になったなど、諸説あります。
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